物体に外力を与えると力の方向に変形し、外力を除くと原形に回復する性質です。
特徴
- 外力を与えると同時に変形(ひずみ)が生じる。(図1)
ひずみとは物体の変形量と原形量の比をいう。(図2)
- 外力一定に対し、ひずみも一定である。(図1)
- 外力を除くと、同時にひずみも消える。(図1)
*ひずみ(変形):物体の変形量と元の形との比
物体に外力を与えると力の方向にひずみが上昇し、外力を除くとひずみの上昇が停止するだけで回復しない性質。ひずみの上昇過程を流動という。
特徴
- 物体に外力を与えると、ひずみの上昇が始まる。(図3)
- 外力を一定に対し、一定速度でひずみが上昇する。(図3)
- 外力を除くと、ひずみの上昇が停止する。(図3)
物体に外力を与えると時間経過に伴って変形し、外力を除くと原形付近まで回復してひずみが残る性質。
特徴
- 物体に外力を与えるとひずみが同時に生じる。(図4)
- 外力一定に対し、ひずみは減速しながら一定になる。(図4)
- 外力を除くとひずみが同時に減少する。(図4)
- さらに減速しながら一定値になる(ひずみは消えない)。(図4)
固体弾性からゴム弾性または液体弾性へ移行する過程の状態。
温度に依存する:温度上昇に伴い弾性率が低下する。 [弾性率=外力/ひずみ]